2006年05月22日

インターネットは「僕ら」を幸せにしたか? ─ 森健

インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?―情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?―情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方
森 健


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4月に読み終わったのに、GW明けからずっと忙しくてアップできずにいました。

インターネットがもたらす便利さの陰で、どんどん推し進められる監視化や、ネット依存などの問題が取り上げられています。自分自身、ネットを通して仕事をしている身。その便利さや恩恵をとてもたくさん享受しています。でもそれと同時に、言いようのない「気持ちの悪さ」みたいなものを感じているのも事実。知らない人同士が簡単に“つながる”気持ち悪さ。同じ家に居ながら、お互いはネットの別世界で会話をしている気持ち悪さ。そんなこと思いながら、こうやってブログで記録を付けている矛盾。

普段から漠然と思っていたことを、活字にして突きつけられたような感じがしました。特に第4章の「ウェブの進化が民主主義を衰退させる」には、ちょっとゾゾッとさせられました。自分の自由意志で好きなページにアクセスし、多くの情報を得ているつもりになっていても、アクセスしたページのほうでコチラの好みを勝手に読み取り、コチラの好みに合わせた広告が表示されたりする。そうやって、どんどん自分の選択肢が意図しない形で狭められているのだとしたら…。「好き嫌い」で判断して読む記事が限られてしまうことで、多種多様な情報を取り入れているつもりが、結局のところは偏った情報しか目にしていないのだとしたら…。その偏った情報の中の、偏った大きな意見の流れに、それと知らずに乗ってしまっているかもしれません。

そういえば、平塚のアパートで5人の遺体が見つかった事件が大きく報道されたとき、被害者の日記が報道されるとすぐに、mixiの該当日記に、山のようなコメントが付いていたのを見て、寒い気持ちになりました。ネットって怖いかも、と。
posted by ちー at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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