2010年04月20日

月の森に、カミよ眠れ:上橋菜穂子

月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)
月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)

上橋菜穂子さんのデビュー作のよう。物語も文章も荒っぽい感じで、読み進めるのに少し苦労した^^;

でもやっぱり面白い。稲作を中心とした文化が、狩猟・採集民族を呑み込んでいく様子はこうであったろうかと思わせる。“カミ”の存在の説明も印象深く、日本人が感じるカミやオニとは、こういうものであったかもしれないと思いました。

<掟>をいちど破ることは、崖からちょろちょろとふきだした湧水のようなもの。しだいにまわりをけずり、人にとっては考える気にもならぬほど長い時ののち、その水におのが身をけずられて、崖が崩れさる


この言葉が、とても重たい。人の愚かさを象徴しているようで、自分の愚かさを突きつけられるようで。
posted by ちー at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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