2010年04月14日

『第9地区』

district9

どくだねで小倉智明が面白かったと絶賛していて、つい観る気に。これは面白かった!なにしろ南アフリカ・ヨハネスブルグが舞台の南ア映画で、登場する俳優さんは誰も知らなくて、おまけにエイリアンが登場する色モノ臭さ、怪しさ満点なのに、観始めたらグイグイ引き込まれてしまった、すごい。

難民として保護したエイリアンを、居住区の第9地区から住民と離れた第10地区に移送する計画が持ち上がり、その指揮をとることになったヴィカス(シャルト・コプリー)。計画の実行中にアクシデントに見舞われ、自身がエイリアン化して世界中から追われる立場に。平凡で小心者で、自分のことしか考えない小市民のヴィカスが、最後には英雄になっていく。

映画には脚本はなく、設定や物語を教えられて、アドリブで演技していく方法で撮影されたそう。この小市民ヴィカスを、シャルト・コプリーが見事に演じていて、彼と一緒に恐れ、怒り、悲しむという具合に感情移入させられていく。

よく戦隊モノで登場してくるようなキショいエイリアンは、はじめは「なんじゃこりゃ」なのだけれど、実は人間よりもはるかに優れた文明を持っていて、精神的にも無為に殺傷を行わないのか、大量の武器を持っていても人間に向けることをしない。なにしに地球にきたのかも謎だし、猫缶求めて暴れたりする彼らは醜悪なのだけど、それを排除しようとする人間はさらに醜悪な感じで、でもこれって、世界中で行われている“人の行い”そのものだなと感じて、いろいろなことを考えさせられます。必見です。
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『しあわせの隠れ場所』

The Brind Side

サンドラ・ブロックが第82回アカデミー賞で主演女優賞を獲った作品。おどおどした表情の黒人青年が気になって、受賞前から観たかった映画だが、まさか実話に基づく話だったとは。

モデルとなったマイケル・オアーは現在も現役のNFLスター選手とのことで、映画の最後にはホンモノの彼と家族が登場していた。

元気で威勢のいい女性を好演したサンドラ・ブロックは、まさにハマリ役だと思う。テキパキと物事を決めていって、なんでも自分の思い通りにしてしまう。小気味良かった。ちょっと“お涙ちょうだい”系のシリアスな物語を想像していたけれど、ユーモアもあり楽しい映画でした。
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2010年03月16日

『フローズン・リバー』

映画『フローズン・リバー』

家族と“まともに暮らすため”に不法入国を手助けして報酬を得るようになった女性2人の物語。白人女性のレイ(メリッサ・レオ)は夫に新居の購入資金を持ち逃げされ、テレビのレンタル料も食事代にも事欠く状態に。先住民保留地に住むライラ(ミスティア・アップハム)は、義理の母に取り上げられた自分の子供をいつか引き取り一緒に暮らすためにお金が欲しい女性。2人が出会い、1回で高額報酬が得られる外国人不法入国の手助けに手を染めていきます。

ストーリー的にちょっと無理があると思うし、家族を守るためといっても安易すぎるとは思った。でも生きていくって大変なことだから、女の持つある種の潔さみたいなのは、理解できるしサバサバして気持ちいいかも。

2008年サンダンス映画祭で審査員大賞(グランプリ)ドラマ部門受賞し、それ以降いろいろな映画祭で監督賞や作品賞などを受賞している作品。
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2010年03月08日

『千年の祈り』

千年の祈り

離婚してアメリカで一人暮らしをする娘に会いに、中国・北京から父親がやってくる。父親も妻に先立たれ、一人暮らし中だが、結婚に失敗した娘の身の上を案じ、よりよい結婚をさせたいと願っている。でも娘は父に心を開かない。お互いに本音を話し合うことができないまま、時間だけがゆっくりと流れていく。

ハーヴェー・カイテルが出ていて大好きな『スモーク』を撮ったウェイン・ワン監督作品。風の音や明るい陽射しなど、静かな映像が大好き。父親が眺める窓の外の情景に、生きることの孤独と切なさを感じてしまいました。

なんか少し、途中で不覚にも寝てしまったという^^; でも静かに心にしみこむ映画でした。父親と仲良くなるイラン人のマダムの身の上が気の毒。息子に赤ちゃんが生まれると喜んでいたのに、結局「赤ちゃんの世話をさせたくない」との息子夫婦の理由によって老人ホームに入れられてしまうマダム。日本でもよくある親子関係です。

最後には、娘と父がお互いに少しだけ本音を言い合い、完全に打ち解けあうことはないけれど、少し距離が縮まって別れます。親子のほろ苦い姿かな。
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2010年02月19日

『ずっとあなたを愛してる』

ずっとあなたを愛してる

何年かぶりフランス映画。自分の息子を殺して15年の刑期を終えたジュリエットが、妹家族に迎えられて立ち直っていく姿を描いた静かな作品です。妹役のエルザ・ジルベルスタインという女優さんがとっても可愛くてきれい。心に沁みる映画でした。

主人公のジュリエットは、やまれぬ理由から子どもに手をかけてしまうわけですが、幸せそうに見える人々の誰もが心に闇を抱えている点も、身につまされました。生きるって、そういうことだよね。ともすると自分だけがつらい立場にあるように思ってしまいがちだけど、悩みの種は人それぞれで、それとどう向き合っていくのかが大事なんだな、と。

ジュリエットには支えとなる妹がいて、少ないけれど彼女を想ってくれる人が周囲にいる。でもたとえば途中で姿を消してしまうおまわりさんには、ジュリエット以外に心を許せる人がいなかったようで、そういう種類の孤独もあるなと思うとつらいかも。

いっぱい涙が出るので、観終わったあとはなんだかスッキリ。このところ、自分の気持ちを持て余している私にとっては、心地よい映画だったな。
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2010年02月11日

『バグダッド・カフェ』

バグダッド・カフェ

ニュー・ディレクーターズカットというのを観てきました。
原題はどうやら『OUT OF ROSENHEIM』というみたい。砂漠の寂れたカフェに、ドイツから旅行中に夫と喧嘩別れした太った女がやってきて、怒ってばかりいる国人女の経営者とやがて固い友情で結ばれていくストーリー。ジェヴェッタ・スティールが歌った主題歌『コーリング・ユー』のけだるいメロディーと、荒涼とした砂漠に青い青い空、オレンジ色の夕景、カフェのシンボルの黄色いタンクが印象的で、ビデオで何度も観た作品です。

映画館で観るのはたぶん初めて。ミニシアターで、時間に間に合わなくて最初ちょびっと観られなかった上に、案内された席は前のおやじの頭で字幕が見えないという最悪なポジションだったけど、やっぱり観てよかった♪

ドイツ女・ジャスミンを演じているマリアンネ・ゼーゲブレヒトは、かなーり太めな女性だけど、美しいと感じるから不思議。断固としたところもあるのに柔軟で前向き。でも最初のほうでは途方にくれて泣いたりもしてたんですね、今までスルーしていたかも。対する黒人女・ブレンダを演じてるのは、CCH・パウンダー。とにかく嵐のように怒りまくって、どんなことも気に入らない。不満と悲しみでいっぱいの女性です。この人、どっかで観た人だなあと思っていたらやっぱり、XファイルとかERに出てた人だ!ということがわかってプチ感動。

今の自分は、ジャスミンとブレンダの中間くらい。ブレンダのときもあるし、ジャスミンの手前くらいのときもある。ジャスミンのようになれたらいいなあと思う。静かな風景が心に染み込んで、満たされました。
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2010年01月30日

『今度は愛妻家』

今度は愛妻家

行定勲監督、薬師丸ひろ子・豊川悦司主演。
夫婦の物語。まさかの結末とか噂になっていたので、
映画観始めてからすぐに、結末が分かってしまった…。
でも、薬師丸ひろ子がひたすらかわいくて、
豊川悦司のダメっぷりがカッコよくて、良い映画でした。
泣かせようとするその手には乗らないぞと思っていたけど
やっぱり少し泣かされたし。
うちの場合は、あんなふうに言ってはくれないだろうな
と想像できてしまうのが、なんとも寂しかったな。
脇で出ていた石橋蓮司の怪演は強烈。
あんな人、身近にいたら楽しそう。お店に入り浸るかも。
あと若手でがんばってる濱田岳クンもよかった。
いつも「いいひと」な濱田クン、役柄が固定化しているのが
ちょっと気になるなあ。思いっきり踏み外した役とか
やらせてみたらいいのに。
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『すべては海になる』

すべては海になる

山田あかねという人の脚本・監督作品。
柳楽優弥主演ということで、観てきた。
サトエリと要潤がよかったけど、柳楽くんはイマイチだったかも。
存在感はあるんだけど…。
この監督さん、柳楽クンのファンだそうで、
どうも『誰も知らない』にインスパイアされすぎというか、
あんなふうに撮りたかったんだな、というのがみえみえで。
彼ももう大人なんだし、違う映画なんだし、
同じ雰囲気を望むのはちょっとかわいそうだと思った。

そうそう。吉高由里子も出てたんだけど、
かなり存在感もあってよかったんだけど、
彼女を登場させる意味が全然わからなかった。
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2008年05月25日

『悲しみが乾くまで』

『悲しみが乾くまで』公式サイト
監督:スサンネ・ビア
出演:ハル・ベリー、ベニチオ・デル・トロ、デヴィッド・ドゥカヴニー

アフター・ウェディング』『ある愛の風景』でハマったスサンネ・ビア監督の初のアメリカ映画。ある日突然の夫の死によって、残された妻が喪失感に苦しみながらも、少しずつその死を受け入れていく物語。

突然死んじゃう夫を、「X-ファイル」シリーズのデヴィッド・ドゥカヴニーが演じていてビックリしましたが、物静かな中にも情熱を秘めた“善人”を淡々と表現していて、なかなかよかったと思います。どっかのサイトでは、この配役が軽すぎてダメダメと書いてあったけど、私は落ち着いた存在感で夫のいなくなった哀しみを一層引き立てていたように感じました。感じ方って人それぞれですね^^;

妻(ハル・ベリー)は、夫の存命中は忌み嫌っていたヤク中の大親友(ベニチオ・デル・トロ)と、大切な人を失った喪失感を共有するように距離を縮めていく。そうした中で、ゆっくりと「彼の死」を受け止められるようになり、そこから立ち直ろうとする過程を、丁寧に描いています。

映画館で泣くのは恥ずかしいから、いつも「泣かない」と思って力をいれるけど、今回は「どうして夫なの?あなたが死ねばよかったのに」のところで泣いてしまった。言ったほうも、言われたほうも、つらくて切ない場面ですね。。。
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2008年04月29日

『ある愛の風景』

ある愛の風景

『ある愛の風景』
監督:スサンネ・ビア
出演:コニー・ニールセン、ウルリッヒ・トムセン、ニコライ・リー・コス



アフター・ウェディング」と同じ、スサンネ・ビア監督作品。

家族という閉じた空間の中では幸せのはずなのに、外からの要因でその幸せは簡単に壊れてしまう。幸せなときには分からないけれど、外圧が加わり、苦しみが襲うときに、はじめて「愛」は発揮されるのかも。そんな映画です。

戦地で強いられる選択が衝撃的。今、アフガンやイラクで行われていることを、あらためて考えさせられます。人って恐ろしい…。
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2008年01月25日

『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』

めぐみ-引き裂かれた家族の30年めぐみ-引き裂かれた家族の30年
ドキュメンタリー映画 クリス・シェリダン パティ・キム

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「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」公式サイト
監督:クリス・シェリダン、パティ・キム
出演:横田滋、横田早紀江、増元照明、アン・ミョンジュ

GyaOの「映画」で、1月28日まで公開されています。ぜひ、見てください。

いま、娘がちょうど、めぐみさんが拉致されたのと同じ、13歳です。その娘が、部活を終えても帰ってこないとしたら。学校に迎えに行くと部活は終わっていたとしたら。夜になっても次の日になってもかえってこないとしたら。そして、それから30年もの月日が経ってしまったら。その絶望的な気持ちを思うと、涙が出てとまりません。

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2008年01月19日

『マイ・ハート,マイ・ラブ』

マイ・ハート,マイ・ラブマイ・ハート,マイ・ラブ
アンジェリーナ・ジョリー ショーン・コネリー ウィラード・キャロル

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監督:ウィラード・キャロル
出演:ショーン・コネリー、マデリーン・ストー、アンジェリーナ・ジョリー、
   ライアン・フィリップ、ジリアン・アンダーソン、アンソニー・エドワーズほか

私はテレビで放映される映画で気になるものがあると、HDDに録画して観ています。これもNHK衛星映画劇場でやってたのを録画したまま、ずっとほったらかしにしてたヤツ。今日、やっと観ました。

結婚40周年のカップルと、夫婦仲が冷えて妻は不倫に、夫は演技の勉強に忙しいカップル、最初の夫がゲイだったと分かって離婚して以来、恋愛に臆病になっている女、傷ついた青年と恋に落ちる娘、末期エイズで死の床にある男とその母親。バラバラの登場人物たちのそれぞれの物語が、オムニバス映画みたいに描かれて映画が進みます。そして最後に、その登場人物たちが同じ画面の中で踊るシーンで終わるという、なんとなくそれがホッと優しい感じの映画です。

X-FILEシリーズのジリアン・アンダーソンとか、ERシリーズでグリーン先生をやってたアンソニー・エドワードとか、見知った顔が出ていて楽しかった。なんといっても、カクテルをぐいぐい飲みながらベラベラとよくしゃべる女の子を演じてたアンジェリーナ・ジョリーがすごい可愛い。2000年の製作だから、注目され始めた頃かな。どこかにナスターシャ・キンスキーも友情出演でちょこっと顔を出していたらしいんだけど、気がつかなかったので、あとでもっかい確認してみようと思います。

最初にも書いたけど、これってNHK衛星映画劇場を録画したのを見たんだけど、衛星映画劇場って最後に出演者を日本語で紹介する画面があるでしょ。映画のクレジットでは、ショーン・コネリーとかに続いてジリアン・アンダーソンだったんだけど、テレビの日本語紹介ではソーン・コネリーとジーナ・ローランズ(たぶん)と、マデリン・ストーだったな。アンジェリーナ・ジョリーでもジリアン・アンダーソンでもなく。なんでだろ。
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2008年01月14日

「ホテル・ルワンダ」再び

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディションホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
ドン・チードル ソフィー・オコネドー ニック・ノルティ

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夕べ、NHK衛星放送で「ホテル・ルワンダ」をやっていました。
家族で観にいった映画だったので、娘も覚えていて、「あのコワイ映画だ。見たあと、とんかつ食べに行ったの覚えてる」なんて、余計なことも思い出したりして。

一度見た映画をテレビで見ることはあまりしない夫が、珍しく見ていて、結局娘と私と夫の3人で最後まで見てしまった。

前に見たときにはきっとスルーしてたんだと思うけど、赤十字の女性が「種族を絶やすために子どもが狙われている」と、子どもの保護を訴える場面がありました。「サラエボの花」でも、種族を絶やすために男と子どもは殺され、女性はレイプされたんでした。そしてサラエボ紛争も、このルワンダ内線と時期を同じくしていたことに気がつきました。

種族を根絶やしにしてしまいたいと思うほどの憎しみって、なんだろう。どこから沸いてくるのかな。

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2008年01月12日

『アフター・ウェディング』

『アフター・ウェディング』公式サイト
監督:スサンネ・ビア
出演:マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴート
   シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン

予告を見て、絶対に見たくなってみてきました。デンマーク映画。
インドで人道支援の孤児院を営む主人公ヤコブ(マッツ・ミケルセン)が、母国デンマークの実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴート)から巨額の寄付金の申し出を受け、帰国します。ヨルゲンの娘の結婚式に招待された彼が出会ったのは、かつての恋人でヨルゲンの妻であるヘレネ。そして結婚する娘アナは、実はヤコブとヘレネの間に生まれた娘だと知らされて、ヤコブ、ヘレネ、アナとヨルゲンの人間模様が描かれていきます。

あらすじを書くとなんだか下世話なハナシになっちゃうけど、出てくる人はみんな“いい人”で、下世話になっていないところがスゴイかも。新婚10日もしないうちに元カノを家に連れ込んでるアナの夫でさえ、その心の奥の揺れる気持ちが汲み取れて大バカ者だけど悪人には見えないという、人物の描き方の優しい演出。

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2008年01月11日

『明日の記憶』

明日の記憶明日の記憶
渡辺謙 樋口可南子 吹石一恵

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『明日の記憶』公式サイト
監督:堤幸彦
出演:渡辺謙、樋口可南子、田辺誠一、袴田吉彦
   及川光博、香川照之、渡辺えり子、大滝秀治
原作:萩原浩

広告代理店でバリバリ仕事人間が、50歳にしてい若年性アルツハイマー症と診断され、少しずつ悪化していくハナシ。重たいテーマで、謙さんも樋口可南子も熱演なんだけど、なんかあまり好きになれない映画でした。

まず、リアリティがあまりないかも。ダンナが仕事を辞めたので奥さんが外で働きだすんだけど、そんな二人が暮らす家の床が、あまりにもピカピカきれい。変だよ。。。

それに、徐々に記憶がなくなっていく謙さんの症状の描写。幻覚みたいなのを伴ってるんだけど、あれってほんとかなあ?

そして、なんとなく救いのない終わり方っていうか、本人もつらくて家族もつらくて、うーん。。。

でも「アルツハイマーです」って宣告するお医者さんを演じた及川光博はよかったです。お医者さんのセリフもよかったし、ミッチーの演技も実がこもっていてよかった。ぴかっと光っていました。
posted by ちー at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

『サラエボの花』

『サラエボの花』公式サイト
監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、、レオン・ルチェフ

1992年〜1995年のボスニア紛争で、兵士による集団レイプを受け妊娠・出産した女性と、その子どもの物語。1992年といえば、ついこの前といってもいいくらい最近のイメージなのに、ボスニアで紛争がひどいと連日ニュースでも見ていたはずなのに、この映画を見るまで、虐殺や集団レイプのことをほとんど知らなかった。恐ろしい…。

「民族浄化」という思想の元に、男性と子どもは殺害し、女性はレイプして子を産ませる行為は、あまりにも野蛮でちょっと信じられない。1990年代といえば、私が子育てをしていた時期。その同じ時期に、ヨーロッパの一角で、平気でそんなことが行われていた事実に、ただただ驚愕というか唖然というか…。自分が男で兵士だったら、同じことをするのだろうか。私が知っている男たちも、その場にいたら同じことをするのだろうか。

てなことを、ぐるぐると考えさせられる映画でした。続きを読む
posted by ちー at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

イン・ザ・プール

イン・ザ・プールイン・ザ・プール
松尾スズキ オダギリジョー 田辺誠一

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原作:奥田英朗
監督:三木聡
出演:松尾スズキ、オダギリジョー、田辺誠一、市川実和子

奥田英朗。最近よく目にする小説家。たくさん書いていますね。この原作も読みました。ユニークな物語で面白かったと記憶しています。

で、原作では精神科医は確か伊良部みたいな容姿の人と描写してあった気がするのだけれど…と思い込んでいた私。そうか、医者の名前が伊良部だったんだ^^; 映画では松尾スズキが演じていて、最初「あれ?」と思いました。少し、原作のイメージとは違う感じ。

でも、とても面白かった。水にもぐりたい田辺誠一とか、怒れなくて情けないオダギリジョーとか。特に、家に鍵をかけたか不安に陥る市川実和子が、可愛くて楽しくていい感じ。「ダメだけど、いいんだ」って気持ちになります。

ところで、調べてみたら出演者に真木よう子ってある。今、SPにハマってるんだけど、SPに出てる人ですよね。うーん、どこに出てたのかな、分からなかった。
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2008年01月06日

『嗤う伊右衛門』

嗤う伊右衛門嗤う伊右衛門
唐沢寿明 小雪 椎名桔平

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監督:蜷川幸雄
出演:唐沢寿明、小雪、椎名桔平
原作:京極夏彦

真面目でプライドばかりが高い武士を唐沢寿明が好演。なによりも小雪がとてもキレイで、それだけで見る価値のある映画だなと思いました。嵐の二宮君が主役を演じた青の炎も蜷川監督作品であまり面白くなかったので、期待していなかったけど、これは面白かった。

ところで、小雪って鈴木京香と似てるといつも思うのですが、実はこの映画、エンドロールを見るまで、ずーっと鈴木京香だと思っていた私。どちらも毅然とした凛々しい美しさで、いいなあと思います。
posted by ちー at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

『包帯クラブ』

『包帯クラブ』公式サイト
監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥 石原さとみ 田中圭 貫地谷しほり
   関めぐみ 佐藤千亜妃 原田美枝子 吹雪ジュン
原作:天童荒太

高校生が主人公の青春映画で、おばさんが一人で観にいくモノでもないのだけれど、観にいってきました。

映画『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞をとってしまった柳楽クン。実は彼が息子にそっくり。『誰も知らない』の彼は、まるで自分の息子を見ているようで、もうそれだけで涙なみだ。

『包帯クラブ』も彼が主演ということで、公開前から気にして情報をチェックしていたところ、柳楽クンはこの作品の役作りのために、冬なのに半袖短パンのいでたちでギター片手に街を流して歩いたと聞いて、これは一皮むけているかもしれない、と。どうしても映画館で見たくなりました。

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2007年06月30日

『デブラ・ウィンガーを探して』

デブラ・ウィンガーを探してデブラ・ウィンガーを探して
ロザンナ・アークエット

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監督:ロザンナ・アークエット
出演:ロザンナ・アークエット、パトリシア・アークエット
   デブラ・ウィンガー、シャロン・ストーン
   ジェーン・フォンダ、メグ・ライアン
   グウィネス・パルトロウほか

ポール・ボウルズの自伝的小説「シェルタリング・スカイ」。その映画で、旅行先のアフリカで夫を亡くし、数奇な運命をたどる女性を演じたのがデブラ・ウィンガーです。「愛と青春の旅立ち」でリチャード・ギアの相手役をしてた人、と言ったほうがポピュラーかもですが、私は「シェルタリング・スカイ」の彼女が大好き。ほんとうに、すごくキレイでした。そのデブラ・ウィンガーは、結婚・出産を機に、映画界での成功をあっさりと捨てて家庭に入りました。この映画は、「女優が年を重ねてどう仕事や生活と向き合っていけばいいのか。デブラ・ウィンガーのように仕事を捨てて家庭に入る人もいる。彼女はなぜ仕事を捨てたのか」という疑問から、自らも女優でありこの作品が初監督のロザンナ・アークエットが、34人の女優にインタビューしたドキュメンタリー映画です。

デブラ・ウィンガーを探して
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