2008年01月12日

『アフター・ウェディング』

『アフター・ウェディング』公式サイト
監督:スサンネ・ビア
出演:マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴート
   シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン

予告を見て、絶対に見たくなってみてきました。デンマーク映画。
インドで人道支援の孤児院を営む主人公ヤコブ(マッツ・ミケルセン)が、母国デンマークの実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴート)から巨額の寄付金の申し出を受け、帰国します。ヨルゲンの娘の結婚式に招待された彼が出会ったのは、かつての恋人でヨルゲンの妻であるヘレネ。そして結婚する娘アナは、実はヤコブとヘレネの間に生まれた娘だと知らされて、ヤコブ、ヘレネ、アナとヨルゲンの人間模様が描かれていきます。

あらすじを書くとなんだか下世話なハナシになっちゃうけど、出てくる人はみんな“いい人”で、下世話になっていないところがスゴイかも。新婚10日もしないうちに元カノを家に連れ込んでるアナの夫でさえ、その心の奥の揺れる気持ちが汲み取れて大バカ者だけど悪人には見えないという、人物の描き方の優しい演出。

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2008年01月11日

『明日の記憶』

明日の記憶明日の記憶
渡辺謙 樋口可南子 吹石一恵

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『明日の記憶』公式サイト
監督:堤幸彦
出演:渡辺謙、樋口可南子、田辺誠一、袴田吉彦
   及川光博、香川照之、渡辺えり子、大滝秀治
原作:萩原浩

広告代理店でバリバリ仕事人間が、50歳にしてい若年性アルツハイマー症と診断され、少しずつ悪化していくハナシ。重たいテーマで、謙さんも樋口可南子も熱演なんだけど、なんかあまり好きになれない映画でした。

まず、リアリティがあまりないかも。ダンナが仕事を辞めたので奥さんが外で働きだすんだけど、そんな二人が暮らす家の床が、あまりにもピカピカきれい。変だよ。。。

それに、徐々に記憶がなくなっていく謙さんの症状の描写。幻覚みたいなのを伴ってるんだけど、あれってほんとかなあ?

そして、なんとなく救いのない終わり方っていうか、本人もつらくて家族もつらくて、うーん。。。

でも「アルツハイマーです」って宣告するお医者さんを演じた及川光博はよかったです。お医者さんのセリフもよかったし、ミッチーの演技も実がこもっていてよかった。ぴかっと光っていました。
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2008年01月10日

『サラエボの花』

『サラエボの花』公式サイト
監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、、レオン・ルチェフ

1992年〜1995年のボスニア紛争で、兵士による集団レイプを受け妊娠・出産した女性と、その子どもの物語。1992年といえば、ついこの前といってもいいくらい最近のイメージなのに、ボスニアで紛争がひどいと連日ニュースでも見ていたはずなのに、この映画を見るまで、虐殺や集団レイプのことをほとんど知らなかった。恐ろしい…。

「民族浄化」という思想の元に、男性と子どもは殺害し、女性はレイプして子を産ませる行為は、あまりにも野蛮でちょっと信じられない。1990年代といえば、私が子育てをしていた時期。その同じ時期に、ヨーロッパの一角で、平気でそんなことが行われていた事実に、ただただ驚愕というか唖然というか…。自分が男で兵士だったら、同じことをするのだろうか。私が知っている男たちも、その場にいたら同じことをするのだろうか。

てなことを、ぐるぐると考えさせられる映画でした。続きを読む
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2008年01月07日

イン・ザ・プール

イン・ザ・プールイン・ザ・プール
松尾スズキ オダギリジョー 田辺誠一

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原作:奥田英朗
監督:三木聡
出演:松尾スズキ、オダギリジョー、田辺誠一、市川実和子

奥田英朗。最近よく目にする小説家。たくさん書いていますね。この原作も読みました。ユニークな物語で面白かったと記憶しています。

で、原作では精神科医は確か伊良部みたいな容姿の人と描写してあった気がするのだけれど…と思い込んでいた私。そうか、医者の名前が伊良部だったんだ^^; 映画では松尾スズキが演じていて、最初「あれ?」と思いました。少し、原作のイメージとは違う感じ。

でも、とても面白かった。水にもぐりたい田辺誠一とか、怒れなくて情けないオダギリジョーとか。特に、家に鍵をかけたか不安に陥る市川実和子が、可愛くて楽しくていい感じ。「ダメだけど、いいんだ」って気持ちになります。

ところで、調べてみたら出演者に真木よう子ってある。今、SPにハマってるんだけど、SPに出てる人ですよね。うーん、どこに出てたのかな、分からなかった。
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2008年01月06日

『嗤う伊右衛門』

嗤う伊右衛門嗤う伊右衛門
唐沢寿明 小雪 椎名桔平

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監督:蜷川幸雄
出演:唐沢寿明、小雪、椎名桔平
原作:京極夏彦

真面目でプライドばかりが高い武士を唐沢寿明が好演。なによりも小雪がとてもキレイで、それだけで見る価値のある映画だなと思いました。嵐の二宮君が主役を演じた青の炎も蜷川監督作品であまり面白くなかったので、期待していなかったけど、これは面白かった。

ところで、小雪って鈴木京香と似てるといつも思うのですが、実はこの映画、エンドロールを見るまで、ずーっと鈴木京香だと思っていた私。どちらも毅然とした凛々しい美しさで、いいなあと思います。
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2007年10月06日

『包帯クラブ』

『包帯クラブ』公式サイト
監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥 石原さとみ 田中圭 貫地谷しほり
   関めぐみ 佐藤千亜妃 原田美枝子 吹雪ジュン
原作:天童荒太

高校生が主人公の青春映画で、おばさんが一人で観にいくモノでもないのだけれど、観にいってきました。

映画『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞をとってしまった柳楽クン。実は彼が息子にそっくり。『誰も知らない』の彼は、まるで自分の息子を見ているようで、もうそれだけで涙なみだ。

『包帯クラブ』も彼が主演ということで、公開前から気にして情報をチェックしていたところ、柳楽クンはこの作品の役作りのために、冬なのに半袖短パンのいでたちでギター片手に街を流して歩いたと聞いて、これは一皮むけているかもしれない、と。どうしても映画館で見たくなりました。

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2007年07月08日

ラヴソング:伊藤比呂美

ラヴソングラヴソング

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このところ、伊藤比呂美づいている私。「はじめに」によると、「それまでの、商売繁盛で、家内円満な日々は、夢と消え去り、家庭は(望んだように)あやうくなり、男とはもつれ、さらにあらたな関係や出会いにいちいちつまずき、人生は生き地獄の様相となっ」った、そんな頃にあちこちに書いていた詩やエッセイやものがたりをまとめたのが、この「ラヴソング」だそうです。

「どれもこれも、あんまりつらくて、長い間、読みかえすこともできませんでした」と書いてあるとおり、本当にどれも「痛い」です。生ナマしくて血が噴き出しそうな文章の数々です。

だから、とても健康なときに読むと、少しイヤな気持ちになるかも。私は今、自分自身が「痛い」時期だから、慰められました。

伊藤比呂美さんの言葉は、リズムと使い方がとても好き。
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2007年06月30日

『デブラ・ウィンガーを探して』

デブラ・ウィンガーを探してデブラ・ウィンガーを探して
ロザンナ・アークエット

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監督:ロザンナ・アークエット
出演:ロザンナ・アークエット、パトリシア・アークエット
   デブラ・ウィンガー、シャロン・ストーン
   ジェーン・フォンダ、メグ・ライアン
   グウィネス・パルトロウほか

ポール・ボウルズの自伝的小説「シェルタリング・スカイ」。その映画で、旅行先のアフリカで夫を亡くし、数奇な運命をたどる女性を演じたのがデブラ・ウィンガーです。「愛と青春の旅立ち」でリチャード・ギアの相手役をしてた人、と言ったほうがポピュラーかもですが、私は「シェルタリング・スカイ」の彼女が大好き。ほんとうに、すごくキレイでした。そのデブラ・ウィンガーは、結婚・出産を機に、映画界での成功をあっさりと捨てて家庭に入りました。この映画は、「女優が年を重ねてどう仕事や生活と向き合っていけばいいのか。デブラ・ウィンガーのように仕事を捨てて家庭に入る人もいる。彼女はなぜ仕事を捨てたのか」という疑問から、自らも女優でありこの作品が初監督のロザンナ・アークエットが、34人の女優にインタビューしたドキュメンタリー映画です。

デブラ・ウィンガーを探して
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2007年06月29日

バイブを買いに:夏石鈴子

バイブを買いに (角川文庫)バイブを買いに (角川文庫)

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いらっしゃいませ」ですっかりファンになってしまった夏石鈴子さんの、これはデビュー作。夏石さんは、今でも出版社にお勤めの編集者。その彼女が雑誌『リトルモア』創刊にあたり、友人から「書いて」と頼まれたのがこの「バイブを買いに」だったそうです。

ちょっとだけ恥ずかしいタイトルで、表紙を飾る大橋歩さんのイラストも、恥毛までしっかり描かれた裸の女性。なので、外で読むために別の本にかけてあったカバーを引っぺがしてかけました。

全部で8篇の短編集なんですが、どれも女の子のセックスを描いています。でもいやらしさは全然なくて、どれもとても誠実な小説でした。大事に大事に、ゆっくりと時間をかけて読みました。一気に読んでしまうのがもったいない気持ちで。

吉田秋生の「桜の園」というマンガが、女という性のやるせなさ、切なさみたいなのを描いていて、うんうんと共感を持ってときどき読むのですが、それに似た「あーあ、女ってヤツは」と思わせるような、女であることが疎ましいのと同時に愛しいような、そんな気持ちになる本です。夫に読ませたい。これを読んだら、夫はなんて思うかな。

ところで、この本を読むと比較的切ない気持ちになる人が多いんじゃないかと思うのですが、これを書いている夏石さんは2006年のインタビューの中で、「切ない恋愛は嫌」と言っています。

作家の読書道:第62回 夏石 鈴子

“切なさ”の次には現実の生活が続いていて、それをどうするかが大事なんだって。うーん、これも名言かも。こういう、読んで「きちんと生活しよう」という気持ちにさせてくれる小説が、私は好きなのです。

そうそう、そういえば「バイブを買いに」の解説が、料理家の高山なおみさんだったのも、ちょっと嬉しかった。高山なおみさんも好きなので。
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2007年06月28日

『福耳』

福耳 スペシャル・エディション福耳 スペシャル・エディション
宮藤官九郎 瀧川治水 田中邦衛

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監督:瀧川治水
出演:宮藤官九郎、田中邦衛、高野志穂
   司葉子、坂上二郎、宝田明

「木更津キャッツアイ」で一躍有名になったクドカンですが、実は私は彼の作品はちゃんと見たことがなくて、この映画もあまり期待せずになんとなく見始めたんですが、これはなかなか、あったかくていい映画でした。続きを読む
posted by ちー at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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